2013年10月14日月曜日

新なぎさ号が高見島の浦港に近づくと、真っ先に目に飛び込んでくるのは、鮮やかな黄色だ。数えきれないほどたくさんの黄色い旗が、港から始まり集落へと続いている。
テキスタイルコースの市村冨美夫先生と中川裕孝先生による作品「畏敬・よみがえる失われたかたち」だ。



瀬戸内国際芸術祭・秋会期のオープニングが行われた10月5日は、あいにくの雨模様。それにも関わらず、輝く黄色が島を彩っている。


近づいて見ると、旗の上に青い色の手形を発見。風にたなびく手形、手形、手形・・・3000枚の旗のすべてに!


多度津町すべての園児、小中学生たちが作った手形の旗だという。勢いよく押された絵の具のはみ出しや滲みから、子供たちの元気のよさが伝わってくるよう。


幼稚園児の女の子とお母さんが、自分が作った旗を見つけ出そうと頑張っておられた。3000本の中から探すのは、なかなか大変ではある。が「見つけた!」との声を聞くと、嬉しくなってくる。