2013年9月30日月曜日

古代から海上交通の要衝で、潮流の速い地域に浮かぶ塩飽諸島の一つである高見島。そのため、船の操縦に長け、戦国時代には塩飽水軍が勢力を誇っていたと言われる。現在は島の人口はおよそ40名、漁業を中心とする静かな美しい島だ。


日本の多くの小さな島々同様、高見島も過疎化が著しい。
高見小中学校は生徒数0人のため休校となって久しく、
また島にお住まいの方々は高齢者が多い。



その島が瀬戸内国際芸術祭の舞台になる。
北川フラムさん、京都精華大学の関係者、島の方々が集合しての話し合いでは、
「島を出た元住民が、高見島を思い出すきっかけになってくれれば」
と願う声も聞こえてきた。


その瀬戸内国際芸術祭/秋が、次の土曜日10月5日に開催を迎える。






2013年9月23日月曜日


香川県丸亀市の西隣に位置する多度津町の多度津港。
ここを発着する三洋汽船フェリー「新なぎさ号」が、四国本島と高見島とを結ぶ。
多度津港の北西7.4km、瀬戸内海のほぼ中央に浮かぶ高見島に出発。



フェリーのエンジン音を聞きながら、潮風を楽しむ。
前方にぽっかりと円錐型の島が姿を現した。円錐の正体は、標高297mの龍王山だ。
島全体が山である高見島は、周囲6.6km。ということは、歩いて1時間半ほどで、島を一周できるほどの、小粒で可愛らしい島。


島の俯瞰図を眺めると、海と山とが出会う斜面に人々が暮らすことが見えてくる。
島の南には浜集落、浦集落、北には板持集落の三集落。
フェリーに揺られること25分 • • •


山の斜面に家が建ち並ぶ高見島の浦港に到着!